仕事で初めてSNSの運用を任されることになった方は、『何を投稿したらいいの?』、『どんな手順があるの?』と悩んでしまうことがあると思います
実際のSNS運用代行作業が始まる前にこの記事を読み、基本の行動マニュアルを把握していただくことで、依頼主訪問時に行う『ヒアリング 〜 投稿後の確認』まで作業全体の流れが分かり、上記の疑問を解消することが出来ます👌
Instagram運用代行の基本マニュアル
この記事では『Instagramの運用代行』を行うために必要となる基本の作業内容をまとめています
Instagramの運用代行作業には大きく分けて、以下の4つの項目に分けられます
各項目それぞれの作業工程を詳しく説明していきます🙋
ヒアリング
1つ目の工程『ヒアリング』について必要作業リストを以下にまとめました
- アカウント有無の確認
- 既存運用担当者の有無(先方社内)
- 活用の目的
- 商材の種類
- 事業のブランディング
アカウント有無の確認
アカウントの有無によって運用代行作業が異なるので、依頼を受けた段階で事業に関するInstagramアカウントが既にあるのか、また新規のアカウントを作成するのかを確認します👀
『 既にアカウントがある場合 』の作業工程
①既存アカウントの投稿内容確認
②方向性の決定・必要時に修正
『 新規でアカウントを作成する場合 』の作業工程
①メールアドレス、フルネーム、ユーザーネーム、バスワードを決定・共有
②アカウントの内容、方向性の決定
③『プロアカウント』への切り替え

『プロアカウント』では以下の機能があり、事業アカウントの運用には大切な項目になります
- インサイト機能が使える
- カテゴリラベルを表示できる
- 問い合わせ先を表示できる
- DMテンプレートが使える
- DMをフォルダ分けできる
- 有料広告を出せる
- Instagramショッピングが使える
- Facebookと管理権限を共有できる
既存運用担当者(先方社内)
運用代行作業が始まる前に、依頼主のアカウントでログインする人数の把握、運用にあたり報告連絡相談を行う人物が誰になるのかを確認しておく必要があります
『どのツールを使って連絡を取るのか?』、『いつ連絡して良いのか?』、予め依頼主と手段の共有を行なっていれば、作業スケジュールの設定が円滑になります✍️
投稿準備にかかる時間、作成内容の修正を含めて、予定投稿回数に応じた『投稿にかかる作業量・時間』をイメージ出来ると、納期や情報リスクを回避した運用管理が行いやすいです!
活用の目的
Instagramアカウントを運用するにあたり、作成するコンテンツを通してユーザーに『何を』、『どのくらい』、『どのような手段で』伝えられるのかが大切です💡
依頼主の事業に関する『到達すべき目的』を決めることで、実際の運用代行作業に対して『何が良かったのか?』、『改善が必要なのか?』を判断することが出来ます
目的・商材の種類
依頼主の事業に関する『到達すべき目的』、『扱いたい商材』がどのような種類・ジャンルにあるのかを聞き取ります👂
顧客となるターゲット層だけではなく、『商圏が限られるような店舗ビジネスなのか』、『ネットショップで全国へ配送可能な商品なのか』、など事業の業種や商圏範囲によってもInstagramの運用方法、コンテンツ内容を変える必要があり、運用代行が始まる前に詳細のヒアリングと把握が大切です!

ブランディング(インスタの見た目・雰囲気)
Instagram運用代行の仕事では、依頼主の事業方向性やブランディングに沿った運用が必要になります
外部の人材が代行業務を行うにあたり問題になりがちな要素が、『事業ブランディングを統一することの難しさ』です😨
運用を代行する業務上、依頼主が好きな『写真・画像の雰囲気』、『Instagram上の見た目』をヒアリングの際に聞き取り、かつターゲットになる得るユーザーの嗜好を捉えるようにInstagramの雰囲気を整えることが大切です!
Instagram内にある同業種の競合アカウントや依頼主自身が好きなアカウント、苦手な雰囲気のアカウントをリスト化してみると、実際にコンテンツを作成する際にブランディングイメージの乖離や修正が少なくなります
情報収集
上記項目のような依頼主からヒアリングした内容をふまえて、Instagram内の情報収集を行います✅
Instagramには毎日膨大な量のコンテンツが投稿されますが、検索にて必要なコンテンツを探し出しましょう!
2つ目の工程『情報収集』について必要作業リストを以下にまとめました
- 事業の関連キーワードを検索してみる
- トップ、アカウント、タグを見る
- 参考アカウントを3つ見つける
- 参考にする点をリスト化
- 代行アカウントへの反映
事業の関連キーワードを検索してみる
運用代行アカウントの事業に関連するキーワードを使い、Instagramの検索機能で『どのような画像・動画』、『どのような情報』が投稿されているのかを調べてみましょう👀
思いつく関連キーワードを検索すると、『同じアカウントが良く表示される』、『似たような写真が多いな』など、Instagram内におけるジャンルや競合のことを知ることが出来ます
検索後のトップ、アカウント、タグを見る
上記のようにInstagramの検索機能を活用すると、以下のように5つのタブが表示されます
- トップ
- アカウント
- 音声
- タグ
- 場所

この中から『トップ』、『アカウント』、『タグ』のタブを検索ワード毎に見ます
『トップ』に表示されるコンテンツは、InstagramのAIが様々な要素から判断したあなたにおすすめの画像や動画です
要素は様々ありますが…😂
一般的にはいいね!や保存が多いなど評価が高い投稿が多く表示されているので、『写真の雰囲気』、『商材』、『コンテンツの構成』などを見て参考にしましょう!
『アカウント』に表示されるのは、検索ワードと親和性の高いアカウントです
『アカウント名』、『プロフィール文章』、『アイコン』などを参考に同ジャンルのアカウントの傾向を参考にしましょう🙆
『タグ』に表示されるのは、検索したワード、それに関連するキーワードです
実際の投稿に使用する『ハッシュタグ』にも関係するので、単語としてのワードだけではなく、『Instagram独特のキーワード』や『人気のハッシュタグ』を見て参考にしましょう!
参考アカウントを3つ見つける
検索で様々なキーワードの情報を調べる中で、特に目を惹くアカウントを3つ見つけることをおすすめしています💡
参考にするアカウントを選ぶ基準として以下の項目があります
- フォロワーが多い(フォロワー / フォロー 比率が高い)
- 投稿のいいね!が多い
- プロフィール文章、アイコンが目を惹く
- 投稿に統一感がある
- 写真が綺麗
一般的にInstagramといえば『映える写真』といったイメージですが…📸
事業に関与するアカウントとしては『商材をどのようにユーザーに伝えるか?』が大切なので、写真が綺麗というだけでは成果に繋がらない事例も多いです(かと言って写真は綺麗に撮影出来た方が良い😂)
参考にする点をリスト化
参考にするアカウントを決めたら、『なぜそのアカウントが良いと思ったのか?』をリスト化します📝
複数のアカウントから良い点を抽出しリストにまとめてみることで、ユーザー目線で『どのようなアカウントが人気なのか?』、『いいね!が多いコンテンツなのか?』、『商材が魅力的に見えるのか?』などが可視化されます
リストを見ながら各アカウントに共通する項目がないかを探してみましょう!
代行アカウントへの反映
上記にあげた情報収集の項目から、実際に運用代行する依頼主のアカウントに『反映出来ることはないか?』を検討します
Instagramで多くの人に拡散される際は様々な要素が関与するため、全ての条件を同じにすることは出来ませんが、可能な範囲では『参考アカウントの運用方法に近付ける』を意識することが大切です!
撮影・投稿作成
Instagram内で情報収集し、アカウントやコンテンツの大まかな方向性が決まったら、実際に『依頼主への訪問』、『コンテンツに必要な画像や動画の撮影』、『撮影素材の編集』、『Instagramへの投稿』を行いましょう!
3つ目の工程『撮影・投稿作成』について必要作業リストを以下にまとめました
- 依頼主へのヒアリング
- 写真・動画の撮影
- 素材の編集
- 投稿の準備
依頼主へのヒアリング
依頼主へ訪問するタイミングで、コンテンツを作成するための『最新情報』を聞き取りましょう🧏♂️
依頼主が『近々で告知したい内容』、『新商品・サービス』等を、投稿のタイミングを逆算しながらヒアリングしておくことでスムーズで効果的に作用する投稿の準備を行えます
『商材の魅力』について一番理解している依頼主の意見を取り入れながら、Instagramの情報収集で集めた参考項目と掛け合わせてその後のコンテンツ準備に移ることおすすめします!
写真・動画の撮影
投稿に関係する素材写真は様々なパターンで沢山撮影しましょう!
角度、距離を変えて撮影をすることで同じ商材写真でも印象をガラッと変えることが出来ます📸
『寄り』、『引き』、『真俯瞰』などパターンを変えて素材写真を撮影すると、投稿写真を選定する際に便利です
『商材の魅力を引き出す』ための基本的な写真構図には以下の撮影方法があります
- 日の丸構図
- 三分割構図
- 四分割構図
- 対角線構図

素材の編集
撮影した写真や動画はInstagram投稿に適した状態に修正・編集することが大切です💡
『Instagramに最適化する』主な編集項目は以下の3つになります
- 画像サイズ
- レタッチ
- デザイン・文字加工
『画像サイズ』はInstagramに指定された投稿サイズに合わせる必要があります
指定条件に合っていない写真をそのまま投稿してしまうと余白が生まれ、『見にくいコンテンツ』になるので注意が必要です😭
以下がInstagramへ投稿出来る画像のサイズです
- 1080 × 1350 px(4:5)
- 1080 × 1080 px(1:1)
- 1080 × 566 px(16:9)
撮影の時点でこれらのサイズに指定しておくことがおすすめですが、写真素材のサイズが異なる場合は投稿する前に編集で統一します

『レタッチ』は画像のカラー調整や不要部分の修正することで、『鮮明で魅力的なコンテンツ』にするためには大切な工程の一つです
明るさや彩度の調整はスマートフォン標準機能でも簡単に出来ますし、部分的な調整や切り抜き、不要部分の削除などはスマートフォン専用アプリ、photoshop等のサービスを利用し解決することが出来ます📱
『デザイン・文字加工』は写真に編集加工をすることで、ユーザーに届きやすい情報量の多いコンテンツを作成することです✍️
『レイアウトデザイン』、『文字フォント』、『文字内容』など考慮する点は様々ありますが、必要となる際はヒアリングで聴取した依頼主の希望へ近く、ブランディングを崩さないコンテンツを作成することが大切です!
投稿の準備
写真・動画を編集し、投稿に使用する画像が出来たら、一緒に使用する『キャプション文章』と『ハッシュタグ』を準備しましょう!
『キャプション文章』は最大で2200文字までテキストを入力出来る部分です📝
画像に『オリジナリティ』や『情報』を補足する意味合いで活用することをおすすめします!
依頼主の商材に対する『こだわり』をキャプションに記載することで、ユーザーの『共感』を呼び投稿が拡散されるための一の要素になります
『ハッシュタグ』は一つの投稿に対し最大30個まで入力出来るタグですが、現在のInstagram運用の中で重要性は低くなっています
基本的に『事業や商材に関連するハッシュタグ』は大、中、小に分けて2つずつ、計6つほど準備しましょう!
- ハッシュタグ(大):数十万件のタグ数
- ハッシュタグ(中):数万件のタグ数
- ハッシュタグ(小):1万件前後のタグ数
ハッシュタグは毎回同じものを使用するのではなく、投稿コンテンツの内容に合わせて適宜変更しながら準備することがおすすめです!
投稿・反応確認
依頼主のInstagramアカウントに代行業務として作成したコンテンツの投稿を行いましょう!
投稿管理ツールとして『Instagramアプリ』、『Meta Business suite』 があり、必要に応じ使い分けて投稿します📲
予め投稿の日時、時間を決めて管理をすると、継続した運用で依頼主側も投稿者側も安心して代行作業が行えます
4つ目の工程『投稿・反応確認』について必要作業リストを以下にまとめました
- Instagramへの投稿
- 投稿後の修正
- 反応確認
Instagramへの投稿
準備した投稿用のコンテンツを『Instagramアプリ』から投稿しましょう!
⬇︎ 投稿方法を以下画像にて解説 ⬇︎

投稿タブから画像を選択し、『シェア』ボタンを押すと投稿が完了します👆
投稿後の修正
実際にInstagramにコンテンツを投稿した後でも、投稿内容を修正することが出来ます🙆
『入力のミス』や『依頼主からの修正指摘』があった際は、焦らず速やかに修正しましょう!
⬇︎ 修正方法を以下画像にて解説 ⬇︎

内容修正後に『完了』ボタンを押すと修正が完了します👆
反応確認
投稿後のコンテンツには『いいね!』、『コメント』などユーザーからの反応が得られます
投稿毎にアクション数を測定すると、『どのような投稿にいいね!が多いのか?』、『よくコメントされる内容は何か?』など、今後依頼主の事業へ繋がるユーザー情報が得られることもあります😲
投稿それぞれの反応をまとめ、必要時に依頼主へ提供することも『価値のある運用代行業務』の一つです!

まとめ
上記にあげた『Instagramの運用代行 基本マニュアル』を参考に、依頼主となる事業者のビジネスへ良い影響を与えられるアカウントを作成・運用していきましょう!
